世界一周 新疆ウイグル自治区⑬カラクリ湖
カラクリ湖まで日帰り旅行
カラクリ湖へは、カシュガル市内から車をチャーターして日帰りで行った。
前日にカシュガル市内の旅行会社で予約した。
外国人はガイドが一緒じゃないと途中の検問所を通過できないとのことで、ガイドさんもお願いした。
とんでもないところに来てしまった。
カラクリ湖周辺にはレストランがないので、途中の村で早めのご飯。
油たっぷりの羊肉がのったポロ。お茶みたいなスープも付く。
運転手さんにおやつ用のナンを買ってもらった。
だんだんと雪山が近づいてくる。
ポプラ並木と雪山。
標高が高くなるにつれ、岩山が多くなってくる。
カラクリ湖までは3つの検問所があった。
1ヶ所目の検問所では、自分たちの前を走っていた欧米人家族は車から降ろされて検問を受けていたが、自分たちの車はそのまま通過。
3ヶ所目の検問所は中国人であろうと全員降りて、身分証明書の提示が必要だった。
布伦口水库(bu lun kou shui ku)
カシュガル市内から二時間ほど進むと布伦口水库。
この日は風がなく、白沙山が湖面に反射して、少し湖から離れて見ると、ずっと砂漠が続いているかのような錯覚に陥る。美しい水色のダム湖。
昔は草原だったが、埋め立てられたそう。26k㎡、水深30m。
さらに車で30分くらい行くとカラクリ湖に到着する。
砂山が湖面に反射。砂漠が続いているのかと思った。
カラクリ湖に向けてさらに進んでいくとタシュカルガン川が左側に。
カラクリ湖(喀拉库勒湖 ka la ku li hu)
カラクリ湖の標高は3600m。面積10k㎡。水深33m。
ちなみにカシュガルの標高は1432m。
入場料50元とガイドブックに書いてあったが徴収されなかった。
こちらの湖も無風で山々が湖面に反射していた。湖は緑色に見える部分もあった。観光客用の馬やラクダ?等があるため、湖に近づくとフンがたくさん落ちている。湖のすぐそばまで行ったが、少しぬかるんでいる部分もあるので注意が必要。7月に行ったが、夏場のせいか、蚊もたくさん発生していた。
カラコルムハイウェイの駐車場から見て、右側がムズターグ・アタ山(標高7546m、雪の厚さは60m、たくさんの登山者が登るが、毎年数人亡くなっている)。左側がコングール山(標高7649m、一説では7719m)。
ムズターグ・アタ山。標高7546m。
コングール山。標高7649m。山頂は雲に隠れてしまっている。
標高は3600mと高かったが、快晴で湿度が高くないせいか、頭痛など変調はなく、多少負荷をかけても息苦しい感じはしなかった。以前、同じ標高の雲南省の香格里拉に行った時は、雨で湿度が高く、頭が痛かった。
昆仑山脈→カラクリ湖→タシュカルガン川→ヤルカンド川→タリム川→砂漠へと水が流れていくらしい。ちなみに、昆仑(クンルン)もカラクリ湖のカラもウイグル語で黒色という意味らしい。
カラクリ湖の帰り道に撮影。
ちなみに、カラコルムハイウェイは2017年にきれいに舗装されたとのこと。それまでの古い道路は途中で見られた。カラクリ湖までは高速道路並みにきれいに舗装された道路で行くことができる。
帰りに早めの夕食をとった。
ラグメンとお茶のようなスープ。ラグメンはスパゲッティみたい。
乌帕尔村(wu pa er)
ウパール村という読むらしい。
乌帕尔村のバザールは月曜日に開かれる。ちょうど月曜日だったのでよってもらった。
規模としては中くらいのバザール。しかし、ものすごく活気があった。奥に行くと動物バザールがあり、羊や牛などが取引されていた。買われた動物はトラックに乗せられるか、縄で引っ張られて行く。羊は一頭1500元(25000円くらい)。ちなみに、カシュガル市内にも空港付近に動物バザールがあるらしい。
すいかやメロンがたくさん。
動物バザール。羊やヤギ。