世界一周 チェコ①プラハ市内観光 旧市街
プラハ市内観光 旧市街
ウィーンからプラハまで
ウィーンからプラハまでは4時間で到着。オーストリア国鉄(ÖBB)のサイトで予約したが、チェコ鉄道(ČD)の列車ČD-railjetだった。きれいな車両で、17ユーロと格安。
Wien Hbf(ウィーン中央駅)9:10→Praha hl.n(プラハ本駅)13:07
電車移動とは関係ないが、プラハの地下鉄のホームで電車を待っていると、自分の前にいるお姉さんに話しかけるおばさんがいた。
トイレットペーパーで鼻水をかみながら、「薬がなくなったのよ」と空になった薬のシートを見せて、お金をせびっていて面白かった。お姉さんも苦笑いだった。
旧市街の観光
地図には旧市街広場、sex machines museum、レストラン(U Dvou Sester)、火薬塔、共産主義博物館、ミュシャ(ムハ)博物館を載せた。
旧市街広場
プラハ到着後、地下鉄で旧市街に来て、一番驚いたのが旧市街広場周辺である。まるで中世にタイムスリップしたかのような街並みだった。
今回訪れたヨーロッパ8カ国の中で、一番中世を感じたのはこの街だった。街中が中世という感じで、ブルタバ川を挟んだ反対側のプラハ城も中世感を醸し出している。
sex machines museum
旧市街広場周辺を歩いていたら、とんでもない看板を発見してしまった。
大人向けおもちゃの博物館だった。大人のおもちゃの歴史が分かり、こんなおもちゃもありますよと紹介している博物館。建物内部の写真は控えさせていただきたい・・・。
プラハ市内には一風変わった博物館がたくさんあるので面白い。
昼食(レストラン U Dvou Sester)
スヴィーチコヴァ・ナ・スメタニェという料理を食べた。お肉と蒸したパンにクランベリーとクリームがのっていて、ソースとの兼ね合いが絶妙だった。
せっかくチェコに来たので、黒ビールも注文した。
火薬塔
ミュシャ(ムハ)博物館
内部は写真撮影禁止だったので、博物館の外観だけ撮影した。
次の記事で紹介する聖ヴィート大聖堂のステンドグラスもミュシャの作品だ。
共産主義博物館
共産主義博物館を訪問した。共産主義に関する歴史や資料が展示されている。
共産主義のせいで医療資源が上手く使われず、近隣諸国のオーストリアやドイツより平均寿命が5年短かったというのが笑えない。
1968年に起こったチェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」の前年に撮られたフラワーチルドレンやロックライブの写真も展示されていた。共産党政権下にありながら、市民生活には自由な雰囲気があったことがうかがえる。
結局、1968年8月20日に、ソ連軍が率いるワルシャワ条約機構軍によって占領されてしまうのだが。
共産主義が強化されてからは、隠れて副業で稼いだり、店の人気商品は店主の知り合いに流したりということも横行していたようだ。
80年代にトイレットペーパーの会社が火災にあって、トイレットペーパーの供給が追い付かなくなった。国民はお尻を拭くのに、立派な共産党のプロパガンダ新聞を使ったそうだ。そのプロパガンダの新聞だけは政府から無制限に供給されたから。
博物館の展示の最後には、プラハの春とビロード革命のフィルムドキュメンタリーがあった。共産主義博物館ではじっくりと3時間も見学してしまった。