ぺんさんの殴り書き日記

アラサー男子。旅行、語学、経済のことなど。

男ですが、台湾の病院でHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を受けました

f:id:capepenguin:20210305175651j:plain

僕が実際に打ったGardasil 9 vaccine



男性ですが、臺北市立聯合醫院で9価のHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を接種してきたので、紹介したいと思います。

 

台湾ではたまに街中で子宮頸がんワクチンのパンフレットを見かけます。女性はぜひ接種しましょうというような内容で、男性も接種可能と書いてあった記憶があります。

 

僕は日本で1回目を接種済みでしたが、コロナのせいで帰国が困難になり、2回目・3回目の接種をどうしようかと考えていました。

 

ネットでいろいろと情報を調べてみると、信頼の置けそうな比較的大きな「臺北市立聯合醫院」でも9価の子宮頸がんワクチンを取り扱っていることが分かり、ダメ元でもいいやと思い、実際に行ってみることにしました。

 

 

臺北市立聯合醫院のワクチン在庫情報

「臺北市立聯合醫院」「藥品資訊」「疫苗專區」などとキーワードを入れて検索するとワクチンの一覧表にたどりつきます。

↓こちらのリンクです。

 

tpech.gov.taipei

 

「疫苗」を選択すると、子宮頸がんワクチンを取り扱っている病院のリストが表示されます。

ちなみに、疫苗yìmiáoは日本語でワクチンのことです。

 

f:id:capepenguin:20210305171723p:plain

中国語では嘉喜九價HPV疫苗、英語ではGardasil 9 vaccine

 

f:id:capepenguin:20210305171754p:plain

B型肝炎ウイルスや狂犬病ウイルスのワクチンなども記載されていますね

 

 

日本では男性は大都市のクリニックに行かなくては接種できない

子宮頸がんワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。2価と4価は日本でも承認されていたので、女性であれば、近所のクリニック等で接種することが可能でした。

9種類のウイルス型に効果がある9価を接種するには、女性であっても、大都市のクリニックに行き、アメリカから直接輸入されたワクチンを接種するしかありませんでした(日本国内未承認のため)。

 

日本でも2021年になって9価が承認され、ようやく日本国内での厚労省からのきちんとした承認が得られたようです。

しかし、添付文書の【用法・用量】の部分を見てみると、9 歳以上の「女性に」と記載されているので、男性には使用しない前提のようです。

←MSDのシルガード9の添付文書を確認しました。

 

他国での販売名はガーダシルですが、日本での販売名はシルガードというようですね・・・。昨今の副作用問題などのせいでガーダシル4価と名前を一緒にしたくないということなのでしょうか・・・。

 

ちなみに、オーストラリアやアメリカ等では、リスクとベネフィットを考慮した場合、男性も使用することが推奨されています。

 

いまだに日本では、大都市等のクリニックでないと男性は子宮頸がんワクチンを受けられないようです。

しかし、台湾の街中で配られているパンフレットには、男性にも適応可と記載されていて、この日本との差はなんなんだろうと思ってしまいました。

 

 

コロナのせいで帰国が困難に

ガーダシル9価では、3回の接種が必要で、2 回目は初回接種の 2ヵ月後、3 回目は 6ヵ月後に接種します。

僕の場合は東京のクリニックで、2020年1月に1回目の接種を受けました。その後、コロナウイルスのせいで日本に帰ることができなくなり、2020年9月に台湾で接種を受けるまでしばらく間が空いてしまいました。

 

ある日本の医師が学会向けに使っていたスライドに、ベトナムでの子宮頸がんワクチン接種の例が記載されていました。2回目は初回接種の1年後、3回目は初回接種の2年後という条件で行っても抗体価が劣るという報告がなかったそうなので、多少接種の期間が空いても問題はないようです。

 

 

日台の費用差について

日本では1回35000円ほどで受けられるようです。

 

台湾ではワクチン本体の薬剤費が5376元で、その他診察費などが加わって、1回5800元くらい(日本円22000円くらい)で接種できました。

 

どちらの値段も自費診療の値段です。

 

 

日本で地方に住んでいる人の場合であれば、大都市に出て行かなければならないので、交通費等もかかると思います。それらも考慮すると、人によってはかなりリーズナブルな値段になるのではないでしょうか。もし台湾に住んでいればの話ですが・・・。

 

 

中興院區へ

f:id:capepenguin:20210305175738j:plain

病院の中はこんな感じ

臺北市立聯合醫院は全部で9ヵ所ほどの分院?があるようで、その中の中興院區に行ってきました。

病院の受付付近にはボランティアの方がいて、実際に外国人に英語で対応している様子も見ました。もしかしたら日本語が話せる方もいるかもしれませんので、聞いてみてはいかがでしょうか。

僕はなんとかつたない中国語で乗り切りました。

 

 

・病院での流れ 

初診の人向けの問診票記入

→受付で番号札をもらう

産婦人科で医師に問診してもらい、ワクチンの処方箋的な物を発行してもらう

→受付に戻り、診察費を支払う

→領収書兼処方箋をすぐ隣の院内薬局に持って行き、ワクチンを受け取る

→薬局で渡されたワクチンを持って、再度産婦人科に戻る

→看護師にワクチンを打ってもらう

→打ってもらった後は、そのまま帰宅してよい

 

日本だと患者自身が薬剤部でワクチンを受け取って診療科に持っていくということはないと思います。台湾だと自分で受け取って持っていくのだと知って驚きました。

 

 

 

裏話

僕は台湾の大きめな病院のシステムが全く分からなかったので、病院に入ったところで、ボランティアの方に「子宮頸がんワクチンを産婦人科で受けたいです。」と伝えました。

「男性だけど子宮頸がんワクチンを受けるの?しかも産婦人科で?」と驚かれてしまい、街でもらったパンフレットを見せて納得してもらいました。

まだ台湾でも男性で子宮頸がんワクチンを受ける人は少ないんですかね?