世界一周 チェコ②プラハ市内観光 プラハ城・カレル橋
プラハ市内観光 プラハ城・カレル橋
ブルタバ川東岸からカレル橋を渡って、プラハ城へと向かった。
カレル橋
ブルタバ川の東側からはプラハ城をのぞむことができ、これぞ中世の街並みといったところである。
カレル橋は人だらけ。ブルタバ川の川幅や水深は、ブダペストのドナウ川ほどではなく、小ぢんまりとした印象。その分、決まった場所にたくさんの観光客が溢れることになるのだが…。人混みがイヤな人にはつらい。
プラハ城
プラハ城ではコースBのチケットを買い、旧王宮、聖イジー教会、黄金小道、聖ヴィート大聖堂を回った。
聖ヴィート大聖堂は大迫力かつ精巧なつくりの建築だった。
建物内部のムハ(ミュシャ)のステンドグラスは色鮮やかできれいだった。
聖イジー教会は920年に完成した城内最古の教会というから驚き。
建物の中はいかにも昔の教会といった感じ。旧王宮と聖イジー教会の中はジメジメしていて、湿気が嫌いな自分はすぐに外に出たくなった。
黄金小道には色とりどりの古い住居があり、建物内部には中世の鎧や織物などが展示されている。建物の中は少し狭いが、入ってみるのも楽しいだろう。
世界一周 チェコ①プラハ市内観光 旧市街
プラハ市内観光 旧市街
ウィーンからプラハまで
ウィーンからプラハまでは4時間で到着。オーストリア国鉄(ÖBB)のサイトで予約したが、チェコ鉄道(ČD)の列車ČD-railjetだった。きれいな車両で、17ユーロと格安。
Wien Hbf(ウィーン中央駅)9:10→Praha hl.n(プラハ本駅)13:07
電車移動とは関係ないが、プラハの地下鉄のホームで電車を待っていると、自分の前にいるお姉さんに話しかけるおばさんがいた。
トイレットペーパーで鼻水をかみながら、「薬がなくなったのよ」と空になった薬のシートを見せて、お金をせびっていて面白かった。お姉さんも苦笑いだった。
旧市街の観光
地図には旧市街広場、sex machines museum、レストラン(U Dvou Sester)、火薬塔、共産主義博物館、ミュシャ(ムハ)博物館を載せた。
旧市街広場
プラハ到着後、地下鉄で旧市街に来て、一番驚いたのが旧市街広場周辺である。まるで中世にタイムスリップしたかのような街並みだった。
今回訪れたヨーロッパ8カ国の中で、一番中世を感じたのはこの街だった。街中が中世という感じで、ブルタバ川を挟んだ反対側のプラハ城も中世感を醸し出している。
sex machines museum
旧市街広場周辺を歩いていたら、とんでもない看板を発見してしまった。
大人向けおもちゃの博物館だった。大人のおもちゃの歴史が分かり、こんなおもちゃもありますよと紹介している博物館。建物内部の写真は控えさせていただきたい・・・。
プラハ市内には一風変わった博物館がたくさんあるので面白い。
昼食(レストラン U Dvou Sester)
スヴィーチコヴァ・ナ・スメタニェという料理を食べた。お肉と蒸したパンにクランベリーとクリームがのっていて、ソースとの兼ね合いが絶妙だった。
せっかくチェコに来たので、黒ビールも注文した。
火薬塔
ミュシャ(ムハ)博物館
内部は写真撮影禁止だったので、博物館の外観だけ撮影した。
次の記事で紹介する聖ヴィート大聖堂のステンドグラスもミュシャの作品だ。
共産主義博物館
共産主義博物館を訪問した。共産主義に関する歴史や資料が展示されている。
共産主義のせいで医療資源が上手く使われず、近隣諸国のオーストリアやドイツより平均寿命が5年短かったというのが笑えない。
1968年に起こったチェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」の前年に撮られたフラワーチルドレンやロックライブの写真も展示されていた。共産党政権下にありながら、市民生活には自由な雰囲気があったことがうかがえる。
結局、1968年8月20日に、ソ連軍が率いるワルシャワ条約機構軍によって占領されてしまうのだが。
共産主義が強化されてからは、隠れて副業で稼いだり、店の人気商品は店主の知り合いに流したりということも横行していたようだ。
80年代にトイレットペーパーの会社が火災にあって、トイレットペーパーの供給が追い付かなくなった。国民はお尻を拭くのに、立派な共産党のプロパガンダ新聞を使ったそうだ。そのプロパガンダの新聞だけは政府から無制限に供給されたから。
博物館の展示の最後には、プラハの春とビロード革命のフィルムドキュメンタリーがあった。共産主義博物館ではじっくりと3時間も見学してしまった。
世界一周 オーストリア②ウィーンのカフェ&ワイン
ウィーンのカフェ&ワイン
ウィーンのカフェ
音楽の都として有名なウィーンだが、カフェ文化発祥の地としても有名。17世紀にトルコ軍が置いていったコーヒー豆を見つけて、カフェを開いたのが始まりらしい。19世紀にカフェ文化は最盛期を迎えた。
はっきり言って、私は詳しいことは分からないので、自分が食べて飲んできたものだけを紹介することにしたい。
カフェ・ザッハー(Café Sacher)
お昼に行ったが、運がいいことに5分並ぶだけで入店できた。写真はカフェを出た後に撮影。写真のようにいつも行列のよう。
ザッハートルテはものすごく甘いチョコレートケーキ。少しリンゴのような味もする。メランジェはホイップたっぷりのコーヒーだった。
翌日、再度カフェ・ザッハーへ。ウィーンアイスカフェを注文。8.7EUR。
ウィーンのアイスカフェは、日本のアイスカフェとは別物。
コーヒーの中にクリームとアイスがたくさん入っていて、これ一つで十分。おいしかったがこれ以上何か頼んだらつらいだろう。
デメル(Demel)
デメルでもザッハートルテとメランジェを注文した。
こちらのザッハートルテの方がリンゴのような味が少なく個人的には好き。
こちらのお店はお昼前に行った。自分が入ったすぐ後に混み始めて満席になってしまったのでまたまた幸運だった。
ワイン
オーストリアワインについてはよく分からないので、同じドイツ語圏であるドイツの等級を紹介したい。
ドイツワインの中で最も品質の高い分類(プレディカーツヴァイン)では、糖度が高い順に
・Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)(貴腐ワイン)
・Eiswein(アイスワイン)
・Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)
・Auslese(アウスレーゼ)
・Spätlese(シュペトレーゼ)
・Kabinett(カビネット)
アイスワインを飲んでみたいと思っていたが、アイスワインを出しているワインバーが見つからず、ベーレンアウスレーゼを飲んできた。
ちなみに、ワインショップでは、アイスワインのボトルはベーレンアウスレーゼの約2倍の値段で売られていた。
ワイン&コー(Wein & Co)
ベーレンアウスレーゼ(1/16Lで5EUR)とチーズのプレート(13EUR)を注文。
ベーレンアウスレーゼは甘いが、フレッシュな感じで、ほんの少し辛さがあるような感じだった。
世界一周 オーストリア①ウィーン市内散策
ブダペスト→ウィーン
ブダペスト東駅からウィーン中央駅までは2時間半ほど。予約はハンガリー国鉄のサイトで行ったが、車両はオーストリア国鉄(ÖBB)のRailjetだった。
Budapest Keleti 9:40→Wien Hbf 12:21。運賃は19EUR。
ウィーン市内散策
シェーンブルン宮殿だけ離れているので地下鉄で行った。
ウィーン歌劇場、旧王宮(ホーフブルク王宮)、シュテファン寺院、ヨハン・シュトラウス像を地図では示しておいた。
シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿に行く前に、旧王宮でシシィ・チケットという旧王宮・シェーンブルン宮殿・王宮家具博物館がセットになったチケットを買った。このチケットのおかげで、シェーンブルン宮殿に時間指定されずに入場することができる。事前に買っておくと便利である。私は旧王宮の窓口で直接買ったが、ネットでも買うことができるらしい。
宮殿の庭は広くてきれいで驚いた。宮殿の中は、大ギャラリーよりもフランツヨーゼフ一世の執務室や寝室等が気に入った。丘の一番上にあるグロリエッテには入場しなかったが、丘の上からは宮殿と街並みを眺めることができた。
ウィーン中心部
モーツァルトとヨハンシュトラウスのコンサートのチケットが市内のいろいろな所で売られている。ピンきりだと思うので、やはり良いところのチケットを事前に買うのがよいのだろう。道端で売っていたチケットについてネットで評価を見てみると、やはりさまざまなコメントが・・・。
ワルシャワでショパンコンサートを聴いて満足しているので、特に行こうとは思わなかった。
旧王宮内にはシシィ博物館がある。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(在位1848〜1916年)のもとにバイエルン王家から嫁いできたシシィ(エリザベート)に関する展示物がたくさんあり、オーディオガイドを聞いて回ったが、一時間以上かかってしまった。おかげでシシィの人生について思う存分考えさせられる時間になった。
世界一周 ハンガリー④貴腐ワイン産地トカイのワイナリーで試飲
トカイのワイナリー
2カ所のワイナリーで見学と試飲をした。訪れたのは2018年7月。
・ラーコーツィ・ピンツェ(Rákóczi Pince)
・ヒーメシュウドヴァル(Hímesudvar winery)
トカイワイン(Tokaj Wine)とは
主要品種は白ブドウのフルミント。
品質区分にはSzamorodni(サモロドニ)とAszú(アスー)がある。
アスーが貴腐菌の付着したブドウの粒を使って作る貴腐ワイン。アスーという言葉は「糖蜜のような」という意味がある。
ブドウ粒は27.1Lのプットニュと呼ばれる背負い桶に入れられる。そのプットニュを何杯136Lの発酵樽に入れるかで、甘さが変わってくる。3プットニョスから6プットニョスまであるが、6杯入れた6プットニョスが一番甘くなる。アスーと呼ばれるには120g/L以上の残糖値が必要である。
アスーの中でも貴腐ブドウ100%で作ったのがEszencia(エッセンシア)で、残糖値は450g/L以上と決められている。
トカイの貴腐ワインはルイ14世に「王のワイン、ワインの王」と賞賛されたワイン。
ラーコーツィ・ピンツェ(Rákóczi Pince)
ラーコーツィ・ピンツェは昔から王のワインを作っているワインセラー。
ワインセラーの見学と試飲がセットになっている。ワインの試飲は何種類かの組み合わせがあり、自分の好きなコースを選ぶことができる。自分が行った時は、他に訪問客がおらず、一人だけで見学・試飲するという優雅な時間になった。
まずはワインセラーの見学から。メインの貯蔵室にはテーブルが配置されている。奥にはさらに通路があり、たくさんのワインが貯蔵されていた。
一番値段の高いトカイアスーの試飲コースを選んだ。試飲の値段は7500HUF(約3000円)。二種類のブドウ畑から採れた、プットニョス5と6を試飲。計4本を試飲した。
写真右のボトルから試飲した。右から順に、
・Hétszőlő Tokaji Aszú 5 puttonyos 2013 alc:11.88% 残糖値:140g/L
・Nagyszőlő Tokaji Aszú 5 puttonyos 2013 alc:11.47% 残糖値:144.6g/L
・Hétszőlő Tokaji Aszú 6 puttonyos 2013 alc:11.46% 残糖値:194.8g/L
・Nagyszőlő Tokaji Aszú 6 puttonyos 2013 alc:10.9% 残糖値:196.1g/L
Hétszőlőというブドウ畑の方がまろやかな味で好きだった。Nagyszőlőもさわやかな感じで嫌いではないが。
Hétszőlőはヒッツルーと発音されていた記憶が・・・。おそらく駅の北にあるワイン畑のことだと思われる。
ヒーメシュウドヴァル(Hímesudvar winery)
ヒーメシュウドヴァルの6プットニョスを1dL試飲。残糖値は186g/L。お値段3000HUF(約1200円)。やわらかい口当たりで、絶妙な甘さ加減だった。
他のワイナリーで作ったトカイエッセンシア(2007 Eszencia)も試飲。
ヒーメシュウドヴァルは3ヘクタールしかブドウ畑をもっていないので、エッセンシアは作っていない。なので、他のワイナリーのエッセンシアを提供している。
20mLのお値段2500HUF(約1000円)。トカイエッセンシアは蜂蜜をさらに砂糖だらけにした感じで、もはやワインではない。色は褐色。アルコール度数は2.5%、残糖値は500g/L以上と言っていたと記憶している。
エッセンシアは0.375Lで44900HUF。日本円で18000円近くする・・・。
近所の酒屋チェーンでは3プットニョスが3000円で売られているのを見たことがある。
ネットだと5プットニョスでも4000円くらいで購入できるようだ。さすがに6プットニョスになると1万円近くするが。
3プットニョスと5プットニョスはそれほど価格差がないようなので、個人的には5プットニョスをおすすめしたい。たまには豪勢に王のワインを楽しんでみるのもよいだろう。
世界一周 ハンガリー③貴腐ワイン産地トカイへ
貴腐ワイン産地トカイへ
世界三大貴腐ワインの産地として有名なトカイ(Tokaj)へ。
訪れたのは2018年7月。
以前、日本でハンガリー産の貴腐ワインを飲んだ記憶があり、とても美味しかったので、どうしてもトカイに行ってみたかった。
ちなみに、世界三大貴腐ワインはソーテルヌ(フランス)、トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)、そして、トカイ・アスー・エッセンシア(ハンガリー)。
ブダペストからトカイへ
ブダペスト東駅(Budapest Keleti)からトカイ駅(Tokaj)までは2時間半で行くことができる。2時間おきに直通列車が走っている。
ハンガリー国鉄のサイトで1ヶ月前から予約できた。ウィーン行きの国際列車は1ヶ月以上前から予約できたので、国内線だけ1ヶ月前から予約を受け付けているのだろう。
切符は一等車で片道5000HUF(約2000円)だった。
ブダペストから日本語日帰りツアーに一人で参加すると5万円くらいかかる。仕方がないので、電車を使って自力で行き、トカイに一泊することにした。
トカイ駅近くのブドウ畑
トカイの町
トカイ駅、トカイヴァールホテル、カトリック教会、トカイ博物館を地図上に表示した。
ボドログ川とティサ川があるおかげで、秋に昼夜の寒暖差で濃い霧が発生する。この霧がブドウを貴腐化させる貴腐菌(ボトリティス菌)がうまくはたらく要因になると言われている。
トカイ博物館(Tokaj Museum)
トカイの歴史についての博物館。中庭には小さなワインセラーがある。
トカイのホテル
トカイには何軒もホテルがあるが、宿泊したホテルがよかったので紹介したい。
・トカイヴァールホテル(Tokajvár Hotel)
agoda:トカイヴァールホテル
2014年にオープンしたホテルで、客室内は広く、シャワー室もきれい。朝食もおいしかった。 トカイ駅と町の中心部の中間あたりにあり、立地が良い。 日本円で4000円台で宿泊できた。
ーーーーー
次の記事では、トカイのワイナリーでの試飲について紹介したい。
世界一周 ハンガリー②ブダペスト市内観光
ブダペスト市内観光
行った場所をダイジェストで紹介したい。
ブダペスト地下鉄
ロンドンに次ぐ史上2番目の地下鉄。ホームの天井は低め。
リスト博物館
内部の撮影はしてこなかった。
リストのグランドピアノやよく見る肖像画などがあった。リストの毛髪もあった。
セーチェニ温泉
受付で5200HUFを支払うと、腕時計のような電子バンドが渡される。このバンドで入場ができる。タオルは中で借りることができた。タオル自体のレンタルは1000HUF。さらに2000HUFが保証金として取られ、タオル返却時に保証金は返却される。水着は持参した。
一階に着替えを行う場所とロッカーがあった。二階にもロッカーがあり、比較的混んでいない二階のロッカーを使った。 ロッカールームを出ると、シャワーを浴びる場所があり、室内のお風呂が数ヵ所続く。外に出ると、大きな浴場、プール、流水温泉がある。
まるでテルマエ・ロマエのような雰囲気で、30分ほど楽しんできた。火曜日の14時頃に行ったが、そこそこ混んでいて、これ以上混むとちょっとイヤだなと感じた。土日はさらに混むのだろうか・・・。
中央市場
デアーク広場
聖イシュトヴァーン大聖堂
くさり橋
王宮の丘
金の鷲薬局博物館には昔からのガラス器具や薬草を煮込むのに使った器具、分銅などもあった。
漁夫の砦の2階部分に上がるのにはお金が必要だが、砦に上がらなくてもくさり橋とドナウ川を見渡すことができる。
ハンガリー料理
どちらも煮込んでまろやかだが、一度食べたのでいいかな・・・。
ホルトバール・パラチンタは、ホルトバールというお肉を詰めたクレープということ?