世界一周 オランダ②ゴッホ美術館・アムステルダム国立美術館・アンネの家
アムステルダムでの芸術鑑賞
前回のアムステルダム市内観光の記事が長くなってしまったので、ゴッホ美術館・アムステルダム国立美術館・アンネの家についてはこの記事で書きたい。
2018年8月時点での自分の経験談を記載している。
予約方法などはよく変更される。
最新情報はガイドブックやホームページなどでチェックしていただきたいと思う。
ゴッホ美術館
混雑を避けたかったので、開館時間ちょうどの9時に予約を入れた。あらかじめ日本出発前にインターネットで予約しておいた。
「ひまわり」の他にも有名な作品がたくさんあった。
絵画については詳しく分からないが、色の対比を上手く使って描いている。日本の浮世絵にも影響を受けたらしい。なかなか面白く、ファンになってしまった。
オーディオガイドは液晶画面つきで、画面上で自分で色を混ぜて、目指す色を作ってみようというような面白い体験もできた。
アムステルダム国立美術館
混雑を避けるために、10時頃にアムステルダム国立美術館に到着。
ゴッホ美術館が近くにあるので、ゴッホ美術館を朝早くに見て、それからアムステルダム国立美術館に行く人が多いと思う。
僕の場合は、ゴッホ美術館をゆっくり見たかったので、国立美術館には別の日に来た。
フェルメールの牛乳を注ぐ女はきれいな青色が使われていて、繊細に描かれていた。
アンネの家
現地に着いてから思い立ち、翌日のチケットを探した。
友達にオランダに行くことを話したら、「自分だったらアンネの家に行きたい」と言ったのが心に引っかかっていた。
アンネの家は事前にインターネットから予約が必要らしい。
幸運にも一番早い8:30~8:45の入場枠が1枚だけ残っていた。
数年前のガイドブックの情報を利用して旅行したので、アンネの家の予約がネット予約のみに移行していたことを知らなかった。古いガイドブックの情報で行くとこのような問題が起きる・・・。
アンネの家には8:20に着いた。8:30~8:45の入場であるが、もうたくさんの観光客が並んでいた。列ではすぐ前に日本人が三家族も並んでいた。日本人には大人気のようだ。日本語オーディオガイドを受け取って入場。見終わるのに一時間くらいかかった。
アンネの日記で有名なアンネ・フランクは家族と一緒に2年間もこの家に住んでいた。この家の床は、歩くとみしっと鳴る。実際に訪問してみて、階下にある会社の従業員にバレないように、日中は静かに生活しなければならなかったことがよく分かった。
世界一周 オランダ①アムステルダム市内観光(シンゲルの花市・マヘレのハネ橋・飾り窓地帯)
アムステルダム市内観光
ケルンからアムステルダム
ケルン中央駅からアムステルダム中央駅まで。
Koln Hbf~Amsterdam Central(24.4EUR)
ICEに乗りアムステルダムへ。二等車に乗車。隣に誰も座らなかったので快適だった。
アムステルダム市内観光
ホテルに到着すると、ホテルの前には虹色の旗がたくさんあった。街中もレインボーの装飾がたくさんあり、昼食のバーガーキングのバーガーの包み紙もレインボーカラーだった。全く知らずにアムステルダムを訪れたが、8月最初の週末にゲイパレードがあるらしい。運河でパレードをするのだが、パレードの予定を知っていても、混雑が嫌なのでおそらく行かなかっただろう。
アムステルダム中央駅
アムステルダム中央駅から観光を開始。
中央駅近くには人がいっぱいで歩くのがいやになる。
旧証券取引所の前を通るとsex museumという博物館があった。
sex museum
露出狂の動く人形やあそこから水を出す人形もあり、面白かった。
人形の写真はこの記事には貼らないことにしておこう・・・。
ダム広場
ダム広場に行ってみると、ゲイパレードのコンサートが行われていた。チケットがないと中に入れないが、外から少し中をのぞくことができた。
シンゲルの花市
さらに南下してシンゲルの花市へ。花市にはたくさんの花や花の種が売られていた。
マヘレのハネ橋
ちょうど橋を渡ろうとしたとき、橋が上がり、船が通過するのを見ることができた。
飾り窓地帯
飾り窓地帯を通ったのが16時頃だったので、飾り窓の半分以上は営業していなかった。油断して歩いていると、営業していて、お姉さんが中にいたりするのでびっくりする。
「CONDOMERIE」というコンドーム専門のお店もあった。
コーヒーショップというお店もあり、普通のカフェではなく、薬物を楽しむお店らしい。といってもオランダでは合法な薬物を提供している。アムステルダムの中心部にはそういうカフェが結構あった。
運河を回る遊覧船 Lovers canal cruise
時間があったので、Lovers canal cruiseという会社の遊覧船に乗った。乗船場はアムステルダム中央駅のすぐ近く、南側にある。
運河の岸にはたくさん船が係留されている。日本円で1億円まではいかないまでも、それくらいの値段の船の家もあるらしい。
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街中にはコーヒーショップやコンドーム専門店、昼間から営業しているお姉さんのお店などがあり、日本とは感覚が違う国なんだなという印象だった。ある意味自由度ランキングの高い国というのも納得できた。
世界一周 ドイツ④ケルン市内観光
ケルン市内観光
フランクフルトからケルンへ
フランクフルト中央駅からケルン中央駅まで乗車。
Frankfurt Hbf 9:29~Koln Hbf 10:33 (1st 35.9EUR)
ついにドイツ鉄道高速列車ICEの一等車に乗ることに。
席の前後の間隔が日本の新幹線の普通車より狭い。正直、わざわざ乗るほどではないと思うが、僕のように狭い席にずっと座るのがイヤな人には良いかもしれない。
ケルン市内観光
ケルンには1日しか滞在しなかったので、ケルン中央駅から歩いて行ける観光地にしか行かなかった。
ケルン大聖堂
今の建物は三代目で、1248年に建設が開始されたが、16世紀の宗教改革などの影響で進まず、やっと1880年に完成したらしい。第二次世界大戦で連合軍に爆撃されたが、全て破壊されたわけではなかったため、その後修復され、現在に至る。
ケルン中央駅到着前、電車に乗っていると、だんだんと大聖堂が近づいてきたので驚いた。ケルン大聖堂はケルン中央駅のすぐ南側。
建物がかなり大きいので、外観をすべて写真に収めようとすると、遠くから撮らなくてはならない。きれいな建物なので、うまく撮りたいと思ったが無理だった。
建物内部はものすごく広い。
南塔にも上れるらしいが、500段以上あるそうなのでやめておいた。
ドイツ料理
昼食はケルシュビール、カルトッフェルズッペ、ハックステーキ。
カルトッフェルズッペは思ったよりもしょっぱいスープだった。
ハックステーキは少し甘めな感じだが、それほど味の深さは感じない。
個人的にはドイツ料理はマッシュドポテトとソーセージが一番美味しい。
ホーエ通り
ホーエ通りは日本でいう原宿のような感じの通りだった。歩いていて楽しい通り。
ホーエンツォレルン橋
ライン川に架かるホーエンツォレルン橋へ。
電車と歩行者、自転車が渡れる橋。
愛の架け橋として有名で、南京錠がこれでもかというくらいたくさん付いていた。
トリアングルパノラマ
トリアングルパノラマというライン川対岸の展望台。
西側にはケルン大聖堂やホーエンツォレルン橋が見え、市内を一望することができる。
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ちょっとした悪臭事件
ホテルはケルン中央駅から徒歩1分という素晴らしい立地だった。
この日は猛暑で最高気温が36℃。
ホテルの部屋にはクーラーがないので、窓を開けて換気していた。たまに変な臭いがするので、おかしいなと思い、窓の下をのぞいた。
そこには、若めの女性のホームレスがいた。
時折、女性の叫び声とガラス瓶を地面に叩きつける音が。何回か地面に叩きつけると瓶がパリンと割れた。しまいには歩行者の方に空き缶やポテチの袋を蹴ったり、やりたい放題だった。
夜には別の場所に移動してくれたので、問題なかったのだが・・・。
世界一周 ドイツ③EUの金融センター・フランクフルト
EUの金融センター・フランクフルト
経済好きの僕からすると、フランクフルトといえばフランクフルト証券取引所があり、EUの金融センターという印象が一番大きい。
ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行の本店があるのもフランクフルトである。よくヨーロッパの経済ニュースが流れるときに画面に映されるEUのロゴも欧州中央銀行本店前のものである。
ハイデルベルクからフランクフルトへ
ハイデルベルク中央駅からフランクフルト中央駅まで約1時間の乗車。
Heidelberg Hbf 12:46~Frankfurt Hbf 13:40(24.4EUR)
フランクフルト市内観光
フランクフルトでは半日しか時間がなかったので、市内をさらっと歩いただけだ。
旧市庁舎レーマー
皇帝の広間も見学できるみたいだが、closedと書かれていた・・・。残念。
マイン川周辺
旧市庁舎レーマーから少し南下するとマイン川にあたる。鉄の橋があり、そこからは金融街のビル群が見えた。これぞドイツの大都市というイメージ。ただ、思っていたよりも高層ビルの数は少ない印象だった。
大聖堂
フランクフルト証券取引所
ドイツ株価指数(DAX)はフランクフルト証券取引所で取引される主要30銘柄の時価総額加重平均型株価指数である。
この機会に、DAXの構成銘柄を調べた。
1位:SAP(ソフトウェア)、2位:シーメンス(資本財)、3位:アリアンツ(保険)
1位のSAPという企業は初めて聞いた。どうもマイクロソフト、オラクル、IBMに次ぐ世界第4位の売上高を誇る、ヨーロッパ最大のソフトフェア会社らしい。
シーメンスは鉄道車両や医療機器MRIなどで有名なので、聞いたことがある人も多いだろう。
その他、指数30に入っている会社では、バイエル(医薬品)、ダイムラー(自動車)、アディダス、フォルクスワーゲン、BMW、ドイツ銀行、メルク(医薬品)、ルフトハンザ航空が有名どころだろうか。
欧州中央銀行本店
ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行の本店。
経済ニュースで流されるEUのロゴがどうしても見たかった。
フランクフルト中央駅
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フランクフルトには半日しか滞在しなかったが、欧州中央銀行本店のロゴとフランクフルト証券取引所に行けたので満足。
ここ最近好調なドイツ経済をほんの少しだけ肌で感じることができたかなと思う。
世界一周 ドイツ②中世の街並みが残るハイデルベルク
ハイデルベルク
ハイデルベルクといえば、Sexy Zoneのマリウス葉さんの出身地。
中世の街並みが残っているので、ぜひ訪れたいと思っていた。
ミュンヘンからハイデルベルクまで
ミュンヘン中央駅からハイデルベルク中央駅まではドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の一等車に乗った。
Munich Hbf 09:47~Heidelberg Hbf 12:44(1st 39.9EUR)
車内で隣の席になったアメリカ人のおじいちゃんと話した。昔、三沢基地で働いていたことがあるらしい。今は写真家として過ごしていて、これからフランクフルト空港に向かい、アフリカのナミビアで娘さんたちとバカンスしたあと、アメリカに戻ると言っていた。
ハイデルベルク市内観光
ハイデルベルク城(城内の大樽棟・ドイツ薬事博物館も)、哲学者の道に行った。
ハイデルベルクでは実質半日しか自由に使える時間がなかったので、多くの場所を回ったわけではない。
時間もないので、バスでハイデルベルク城に行くことにした。
ハイデルベルク駅前で、城方面に行く33番バスに乗った。無事に乗れたと思ったら、なんと、反対方向に行くバスだった・・・。
運良く他の路線もある主要なバス停で降りることができたので、城にいくらか近いビスマルク広場まで行く別のバスに乗ることができた。
ハイデルベルク城
ハイデルベルクの城は13世紀にはすでに存在したと記録されている。
まだ詳しくは分かっていないみたいだが、ハイデルベルク城は13世紀前半に構築されたと専門家によって推測されている。
長い歴史のあいだに、何度か破壊され、その度に再建されているようだ。
ワインの大樽
大樽棟は16世紀後半につくられたらしい。かなり大きい樽。
ドイツ薬学博物館
哲学者の道
ハイデルベルクではどうしても哲学者の道から城と旧市街を見下ろしたかった。
よくガイドブックなどにも載せられている絶景ポイントの一つである。
気温36℃と猛暑だったので、かなりつらい散歩になった。
しかし、天気もよく、きれいな写真が撮れたので大満足である。
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追記:
1386年創立のドイツ最古の大学、ハイデルベルク大学の学生牢にも行きたかったが、閉館日だったので見学することができなかった。
時間に余裕のある方は、ぜひ行ってみてはいかがだろうか。
世界一周 ドイツ①ミュンヘン市内観光
ザルツブルクからミュンヘンまで
ザルツブルク中央駅からミュンヘン中央駅まで電車で移動した。150kmほどの道程で2時間ほど。
Salzburg Hbf 17:00~Munich Hbf 19:01(41EUR)
ミュンヘン市内観光
ミュンヘンの人口は130万人で、そのうち30万人近くは外国人である。
ミュンヘン中央駅南側にはあやしそうな外国人がたくさんいて、少し怖い印象を受けた。警官ともめているところも何度か目撃した。しかし、ミュンヘンは、ベルリンなど他のドイツの都市と比べると犯罪発生率は低いらしい。
ミュンヘンにはBMWやシーメンスの本社があり、ビジネスにはもってこいの場所で、住みやすい都市のランク上位にも入っている。
ノイエ・ピナコテーク(新絵画館)
ゴーギャン、セガンティーニ、ゴッホのひまわり、モネの睡蓮などが収蔵されている。
開館時間に合わせて行ったので、展示室にほとんど人がおらず、名作を独り占めできた。
このあと、オランダのゴッホ博物館で配色の違う「ひまわり」を見ることになる。
ヨーロッパにいる間、何ヵ所も美術館に行ったので、全く絵画に興味のない人よりは詳しくなったと思う。
モネの「睡蓮」シリーズの別の絵画は、昨年ニューヨークに行ったときに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で見たような記憶が・・・。
アルテ・ピナコテーク(古絵画館)
アルテ・ピナコテーク(古絵画館)には、レオナルドダヴィンチやラファエロの作品が収蔵されていた。名作の実物が見られてうれしかったが、それ以上に、1500年頃に描かれた絵画が、この世にきれいに現存していることに感動した。
僕が行ったときには、普段、アムステルダム国立博物館に所蔵されているフェルメールの「青衣の女」が特別展示されていた。
さらに、この翌週、アムステルダム国立博物館でフェルメールの作品「牛乳を注ぐ女」を見ることになる。
新市庁舎
市内に戻り、新市庁舎に12時に行くと、たくさんの人が庁舎を見上げていた。12時を少し過ぎると、時計台が動き始めた。
フラウエン教会
僕が行ったとき、展望台には上れなかった。教会の内部のみ見学した。
ドイツ料理
ドイツといえば、やはりこれ。ソーセージ&マッシュドポテト。
レストランで5種のソーセージ盛り合わせを食べた。ソーセージはおいしかったが、一緒に付いてきたマッシュドポテトが最高においしかった。
このあと、ドイツ料理を何種類か食べたが、ソーセージ&マッシュドポテトが一番美味しかった。
レジデンツ
レジデンツは豪華な内装だったが、あまりにも広すぎて疲れてしまった。
ドイツ博物館
第一次世界大戦時の戦闘機や重工業、薬学の展示を中心に見た。あまりにも広すぎるので、半分も見ていない。全部回ったら、ドイツの歴史を感じることができるだろう。
ドイツの製薬会社バイエルの研究員によって1897年に合成されたアスピリン(アセチルサリチル酸)。世界で初めて人工合成された医薬品である。
市販薬では、バファリンAなどの商品で330mg錠として販売されている。
医療用医薬品では、バイアスピリン錠100mgやバファリン配合錠81mgとしても使用されている。
330mgなどの高用量では、鎮痛・抗炎症作用や解熱作用が目的として使用され、81mgや100mgの低用量では、抗血小板作用で血栓の形成を抑えて血管をつまらせないようにする、いわゆる「血液さらさらのお薬」としても使用される。用量によって効果が異なる面白いお薬である。
ペーター教会
帰りにペーター教会の展望台によった。
展望台までは細い階段を上った。ミュンヘン市内を見渡すことができ、新市庁舎がすぐ近くに見える。