ぺんさんの殴り書き日記

アラサー男子。旅行、語学、経済のことなど。

世界一周 新疆ウイグル自治区・雲南省 中国内陸部に行く人へのtips

中国内陸部に行く人へのtips

中国は少々特殊な国なので、ちょっとしたこつやテクニックをエピソードとともに紹介してみたい。

これから中国、特に内陸部に行くような友達がいるとしたら、自分ならどういったアドバイスをするかなと思い、文章を書いてみた。

中国には今まで10回近く行ったことがある。沿岸部の都市はそれほどでもないが、内陸部の都市になるとホテルですら英語が通じなかったり、警備が厳しい場所などもある。

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中パを結ぶカラコルム・ハイウェイから眺める雪山
 
中国人は意外と親切

初めて中国本土に行ったときは、中国人は見ず知らずの他人には仏頂面で、早口で怒鳴るようにしゃべるという印象があって怖かった。

しかし、話しかけてみると、総じて皆さん優しく、しっかり助けてくれる。

世話好き、おせっかいな人が多いと思うくらい。学校のクラスメイトといったような感じで接してくれるので、とてもありがたい。自分が日常会話程度の中国語を話せるからかもしれないが・・・。

ごくまれに変な人もいるが、善良そうな人民に話しかければきっと助けてくれるはず。

 

写真撮影には注意!

新疆ウイグル自治区ウルムチのホテルのロビーで、ホテルのスタッフと話していたら、警察官(公安?)にパスポートとデジカメをチェックされた。

デジカメは数日分の写真をチェックされた。軍事施設などを撮影していなかったので、特に問題にはならなかった。

 

内陸部は1元「紙幣」

雲南・新疆などの内陸部では、どうやら1元硬貨は流通していないらしい。雲南省で1元硬貨を使おうとしたら受け取りを拒否されてしまったことがある。1元は紙幣だけしか使えないようだ。中国の他の地域、特に沿岸部の1元硬貨がたくさん流通している地域から移動していく場合にはご注意を。

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人民元 1元紙幣

 

内陸部では英語はほとんど通じない

雲南省新疆ウイグル自治区、どちらも英語はほとんど通じない。

5つ星のホテルのフロントでも英語が通じる人はわずか。省都のような大都市でもホテルによっては通じないところがしばしば。その場合はスタッフがスマホの翻訳アプリを使ってくれるので大丈夫だと思うが・・・。

スマホの通信が中国でも使える人は翻訳アプリを使うのが一番楽かも。そうでない人は、中国語の指さしブックを持って行くのがよいかもしれない。

自分の場合は、中国語の簡単な日常会話ができたので、聞き取れない単語は紙に書いてもらうなどして乗り切った。

言葉の問題をクリアし手配を確実にしたいという人で、どうしても内陸部に行きたいというのであれば、添乗員付きのツアーに参加するのが無難かもしれない。スマホの翻訳機能と少しの勇気で乗り切れると思うが・・・。

もしくは、自分のように、日程にかなり余裕を持ち、その日には手配できずに行けなくても、翌日に余裕があるから行けるという形で旅をするのもよいと思う。

最近の指差し会話帳には日本語のカタカナ読みの他に、ピンインも書いてあるので、中国語を少しかじった人ならピンインを読むことでより正確な発音に近い読み方をすることができる。

 

新疆ウイグル自治区の中国語

ウイグル族などの少数民族といわれる人たちも中国語(普通話)を話すことができる。ただし、発音が独特だったり、声調がめちゃくちゃな場合がある。若い人でも、発音が正確だが、声調が自分よりごちゃごちゃな人も結構いた。

若い人は漢字をスラスラ読める印象だったが、年齢が上がるにつれ、漢字が読めない人が多くなる。ウイグル族の警備員のおじさんに地図を見せて、「この通りはここで合ってますか?」と聞いても、漢字が読めなくて、近くの漢族の人を捕まえて聞いてくれたことがあった。

 

雲南省の中国語

雲南省香格里拉でタクシーに乗った時、運転手さんが漢族のおばちゃんだった。

「その観光地には帰りのタクシーがないよ」という意味で「没有车(mei you che)」と何回も言われたが、全く聞き取れなかったことがある。

カタカナで書くと「メイヨウチャー」と読むのが一般的な普通話の話し方だが、その運転手さんは「メイヨウチェー」と言っていた。

内陸部に行くと発音が少し変わる典型的な例だなと思った。

さまざまな普通話に触れることができて、中国語学習者としては面白い旅になった。

 

荷物は少ない方が楽

最後に。これは人によりけりだと思うが、荷物は極力少ない方がよいと思う。検問や検査が多いので、いちいち大量の荷物をX線検査機にかけるのは面倒だと思う。